硬筆書写検定とは？

『硬筆書写検定』とは、ボールペンやサインペン、万年筆などを使って、どれだけ美しい文字を書くことができるのかを認定するものです。

パソコンの普及により、文字を書く機会が減っていますが、それだけに美しい文字を書けるというだけで、大きなセールスポイントになります。特に、就職や転職の際に提出する履歴書や職務経歴書、郵便物のあて名書きなどを、美しい文字で記入できるだけで、信頼感のある人物であるという印象を与えることができます。

取得後に、硬筆書写検定だけでの収入には結びつきにくいですが、あらゆる職業で活かせます。さらに、難関ですが１級に合格をすれば、ペン字教室の指導者への道も開かれます。

硬筆書写検定は文部科学省が支援する資格で、(財)日本書写技能検定協会が実施している公的資格です。

試験について

難易度　★★★☆☆

試験には、１級から５級までありますが、

４級であれば、書写の基本的な技能と知識があれば合格できます。中学生でも合格な可能なレベルです。

１級ともなると、高度な専門知識とテクニックが要求されます。

合格率(平成18年度)

【１級】18.0%

【２級】46.5%

【３級】60.7%

【４級】88.9%

受験資格

制限なし

試験内容

【実技】①つけペンまたは万年筆による縦書き・横書き

　　　　②ボールぺンによる速記

　　　　③フェルトペンによる掲示文

【理論】５級：筆順

　　　　４級：ⅰ国語の表記法

　　　　　　　ⅱ漢字の部分

　　　　　　　ⅲ漢字書き取り

　　　　３級：４級と同じ

　　　　２級：３級の問題に旧字体と書字体が加わる

　　　　１級：２級の問題に歴史的仮名使いが加わる

受験料

【５級】1,000円

【４級】1,300円

【３級】2,000円

【２級】3,000円

【１級】5,000円

検定日

１月、６月、11月

開催地

全国の主要都市

資格の種類

公的資格

問合先

(財)日本書写技能検定協会

http://www.nihon-shosha.or.jp/

TEL：03-3988-3581