@ 下半身ホールド
教習所でも言われる一番大事なテクニックです。ブレーキングやコーナリング中に怖さを感じるときの原因は、この下半身ホールドが出来ていないことが大半です。下半身ホールドが出来ていないと、路面からの情報がわかりづらく、タイヤが滑ってしまうのではないかという不安から恐さにつながっていることが多いです。そんなときは下半身ホールドをしっかりすると、恐さが薄らぎます。ライディング中に恐さを感じたら、まず下半身ホールドを意識してください。少しは恐さがなくなります。
下半身ホールドの仕方
@ ヒザでタンクを挟む
A 足の裏でステップを踏みつける
B 上半身の力を抜く
下半身ホールドをすることにより、バイクの重心とライダーの重心が近づきバイクとの一体感がうまれます。ここで注意をしないといけないのが、上半身に力が入っていると、バイクとの一体感が薄れてしまことです。@とAに関しては言葉のとおりに実践していただいても大丈夫ですが、Bの上半身の力を抜く具体的な方法は、両手の薬指と小指にだけ力を入れる感じでグリップを握ることです。
学生時代に剣道をやっていましたが、竹刀を握るときのコツもこの方法です。竹刀のグリップエンドになるのが、右利きですと左手になります。この左手の小指と薬指に力を入れて、残りの指と右手は添える感じで竹刀を振ると、ビュンといった感じで、気持よく竹刀を扱うことができました。バイクの場合では、グリップエンドは左と右の両方にありますので、両手の小指と薬指に力をいれる感じでバイクを操ると、良い感じに上半身の力が抜けます。