水の話(TOPIC)
水の基本的な話になります。湧水を利用する際の注意点や水の性質、水にまつわるのいろいろな現象についての説明です。
おいしい水の条件とは
おいしい水の条件とはどのようなものなのでしょうか?
@体に害を与えるものが入っていないこと
A無色透明であること
B15℃〜20℃であること
C弱アルカリ性であること
水の成分を調べるには
湧水や名水の中には、保健所による検査を表示している所もあるが、表示のない水の飲用に不安があるときは、保健所で調べてもらうこともできます。
調査項目
保健所では、水道法の50項目の全てを調べる全項目検査と、50項目のうち10項目を調べる10項目検査があります。ただし、両検査とも費用がかかりますので、もとよりの市町村にある保健所に問合せをしましょう。費用の目安ですが、10項目検査で7000円前後、全項目検査になると10万円以上になります。
項目 | 内容 | 基準 |
---|---|---|
一般細菌 | 水中にある雑菌の数。 | 1ml中に100個以下 |
大腸菌類 | し尿により汚染 | 検出されないこと |
硝酸性窒素および亜硫酸性窒素 | し尿、排水、肥料などによる汚染 | 10mg/l 以下 |
塩素イオン | し尿、排水により増加 | 200mg/l 以下 |
有機物など | し尿、排水による汚染 | 10mg/l 以下 |
ph値 | 酸性、アルカリ性を示す | 5.8〜8.6 |
味 | 排水などによる汚染 | 異常なし |
臭気 | 排水などによる汚染 | 異常なし |
色度 | 汚水や地質により変色 | 5度以下 |
濁度 | 汚水や泥土による濁る | 2度以下 |
湧水の飲用について
湧水を飲むうえでの注意点
@飲用の可否の確認
当ホームページで飲用可とされていても、調査日時での飲用の可否であるため、最新の情報を確認しましょう。現地の看板や、水を汲みに来ている人、湧水を管理している市町村に確認をすると良いです。
A生水のままで飲まないこと
多くの湧水では、湧水を楽しんでもらうためにコップや柄杓(ひしゃく)などが置いてあり、その場で飲めるようにしてくれています。しかし、湧水が生水であることには変わりはないので、煮沸してから飲むようにしましょう。待ち帰って自宅で飲用する場合も、煮沸することを忘れないようにしましょう。
B長期間の保管はしない
湧水を利用していると、「この水はいつまで経っても腐らないよ」と言った話をよく聞きますが、生水であることには違いはないので、長期保管は避けるようにしましょう。