ラチェットハンドルのヘッド部
ラチェットハンドルのヘッド部には、小判タイプと丸型タイプが一般的です。
小判タイプ
小判タイプは、ラチェットのヘッドが薄く、丸型タイプに比べて強いトルクをかけられます。ただ、ギアが大きいため、ハンドルを大きく振らないとボルトが回せないのが欠点ですが、その分、耐久性が良いのが特徴です。
丸型タイプ
丸型タイプは、ギアの歯の数が細かいため、ハンドルを少し動かすだけでも、ボルトなどを回すことができます。ただ、構造上ヘッド部が厚くなってしまう傾向にあります。また、小判型と比べてギアの歯が細かく耐久性に難があります。
差込口のサイズ
ラチェットハンドルの差込口サイズには、バイク整備で一般的な3/8インチのほか、1/2、1/4インチがあります。
(写真は、上から順に1/2、1/4、3/8インチ)
切り替えレバー
切り替えレバーによって、締めたり緩めたりできます。
左の写真のラチェットハンドルでは、レバーを左側のONに合わせると締めることができます。切り替えレバーを反対側のOFFにすると緩めることができます。
丸型タイプ 差込口1/4サイズ
バイク整備には3/8インチサイズのラチェットハンドルを一番よく使いますが、3/8インチサイズよりも小さい1/4インチサイズもあると便利です。狭いところでの作業を考えて、小判型ではなく、ギアが細かい丸型タイプが便利です。
ラチェットハンドルの使用例
エクステンションバーをソケットとラチェットハンドルの間に入れて使用する際は、ラチェットハンドルのヘッド部に手を添えて作業をすると確実です。