事故例(事故の賠償額は?)
実際に事故を起こしてしまった場合に、どれくらいのお金がかかるのでしょうか?
ここでは良く話題にのぼる事故の賠償額として、ガードレールを壊してしまった場合と電車を止めてしまった場合の賠償額について、一例を示しておきます。
ガードレールを壊してしまった場合
費用は道路を管轄する自治体やガードレールの設置場所により異なりますが、日本道路公団の2000年9月の公表データが参考になりますので、下記に示しておきます。
賠償額例)
支柱を含む4mのガードレール1枚が費用が約30万円
案内標識(出口に内部照明で照らしてあるもの) | 約540万円 |
非常用電話機 | 約140万円 |
アスファルト舗装(1車線幅3.5M × 10M) | 約60万円 |
遮音壁 (支柱を除く長さ 4Mで高さ5M) | 約60万円 |
情報掲示電光板(本線上にあるもの) | 約2,400万円 |
(2000年9月「日本道路公団」より)
電車を止めたら、どのくらい賠償額が発生するのか?
事故の状況)
最大積載量を超える山砂を運搬していた大型貨物自動車が、踏切前で停車していた普通乗用車を認め、衝突を回避するためブレーキを踏んだが間に合わず、踏切内に進入して通過中の列車と衝突した事故例があります。
賠償額例)
裁判所は、
- 電車一両分の廃車費用・残り三両分の修理費として約9,000万
- 復旧に要した人件費・代行輸送料他として約2,000万
合計で約1億1,000万円を損害として認めました。