盗難対策
はじめに
バイクの盗難対策には完璧なものはありません。どんなに対策を行なったとしても盗難の危険を完全になくすことはできないのが現状です。
警察庁の発表では、ここ数年での盗難件数は減少傾向にありますが、バイク盗難車両の還付率は依然として低く、40%弱で推移しております。このデータは盗まれてしまってからでは、遅いことを示しています。
また、盗まれるときはどんな強固な盗難対策をしていても、盗難されてしまいます。しかしながら、バイクを盗まれる確率を限りなく低くする事は可能です。
バイクの盗難対策には
- 見つけさせない
- 盗難をあきらめさせる
- 被害にあった場合の対応
の3つの方法を組み合わせるのが有効です。
@見つけさせない
犯人からバイクを隠す方法です。バイクを発見させられなければ、盗難自体も起こらないからです。
車庫、玄関先への保管
バイク自体を隠す方法
バイクカバー
バイクカバーをかけてバイクを隠すことにより、車種の特定を妨げ、犯人のターゲットとなることを防止する方法
A盗難をあきらめさせる
バイクを移動できないように、U字ロックやディスクローターロックを使用して、犯行時間がかかるようにして妨げたり、防犯装置で犯人に容易には盗難ができなと警告する方法です。
防犯装置
イモビライザーや監視カメラなどを設置し、犯人に犯行が難しいことを示しあきらめさせる方法
ロックの種類
- U字ロック
- ブレーキディスクロック
- ワイヤーロック
- アームロック
B盗難後の対策
万が一バイクを盗まれたときの対策として、『盗難保険』と『ココセコム』があります。
盗難保険
保険会社が盗難保険の契約内容に沿って保険金が支払らわれます。したがって、盗難保険では盗まれたバイクが返ってくるわけではありません。
ココセコム
GPSを使い盗まれたバイクの位置情報を特定し、追跡するサービスです。ココセコムをバイクに車載することによって、PCや携帯電話でいつでもバイクの位置が確認でき、要請すれば緊急対処員が現場に急行してくれます。盗まれたバイクの位置が特定し追跡できることによって、万が一の場合も手元に戻ってくる可能性が一段と上がることが期待できます。