任意保険の普及率
日本全国には現在約325万台のバイク(排気量125cc超)が保有されています。バイク任意保険の普及状況は四輪車の普及率79%に比べて低く、最低でも必要な「対人賠償保険」すら約39%にとどまっています。四輪車に対して約半分の普及率となります。
※ 普及率は、「自動車保険の概況 平成19年度」(損害保険料率算出機構)より
なぜ普及率が低い?
これは保険会社や代理店が事故が多く損害率が高いバイク保険をあまり積極的に販売してこなかったことが背景にあります。逆に言えば、それほどバイクの事故は起き易く、賠償額も大きくなるということです。バイク乗りとしては入っておくべき保険と言えるでしょう。その他にもライダーやお店側の事情として、
- ライダーには比較的若年層が多く、保険を支払う余裕がない
- 規模の小さいバイクショップなどから購入した場合、保険を積極的に勧められていない
などが主な理由のようです。
現実は厳しい
実際に自動車とバイクの事故発生割合を国内保有台数と死傷者数をもとに比較すると、バイクの事故発生割合は自動車と比べて約1.5倍にもなります。また、死傷者の中でも重傷・死亡比率が圧倒的に自動車事故を上回ります。つまり、自動車を運転しているときよりもバイクを運転しているときの方がはるかに危険と隣り合わせの状態にあるということです。自動車よりもバイクの方が加入の必要性があります。